五蘊皆空(ごうんかいくう)

2007年7月から始めた会社ブログを「五蘊皆空」に移しました。これからも徒然なるままに感じたことを月一のペースでアップしていく予定です。ちなみに五蘊皆空とはお釈迦様の悟りのエッセンスで「物や心は本来無い」というような意味。それを悟れば色々な苦しみから超越できますよ、とのことです。『般若心経』では「照見五蘊皆空 度一切苦厄」と記されています。【2011年11月】

元号 【2017.08.30】

今上天皇の生前退位が実現すると来年で「平成」は終わり、元号法に基づいて2019年1月1日から新しい元号に変わることになります。元号法は1979年に制定され「元号は皇位の継承があった場合に限り改める」という簡単な内容で、最も条文の短い法律だそうです。当然、公文書で元号を使用する義務は記されていませんが、政府・地方公共団体の公文書はもっぱら元号が用いられています。

例外は特許庁です。国際化に対応するために、2000年から特許番号を元号表示から西暦表示に変えました。例えば平成11年の最後に公開された特許は特開平11-356100ですが、次の特許は特開2000-000001、最新の特許は特開2017-147938です。西暦表示に変わったため、外国特許との年代比較が実に楽になりました。

日常生活でも明治、大正、昭和、平成などを西暦に換算するのは面倒この上ないことです。再来年の元号変更を機に、特許庁に倣って他の官庁なども西暦表示に変えてほしいと思います。

一方、西暦はデジタルそのものですが、元号はアナログ的な要素も含んでいて、例えば明治維新、大正デモクラシー、昭和新山、平成の大合併など、西暦では表現できない良さを持っています。要は両者をうまく使い分けることが肝心かなと思う次第です。

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  1. 2017/08/30(水) 09:48:35|
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ドリアンの種 【2017.07.25】

20年も前のことですが、今頃の季節になるとシンガポールではスーパーなどの軒先でドリアンが山積みにされて売り出されていました。この光景はきっと今も変わりないと思われます。

ドリアンは当時一個数百円でほかの果物(マンゴスチン、マンゴー、パパイヤなど)に比べると高価ですが、「果物の王様」とか「王様の果物」と言われるだけあって、この上なく美味です。

ドリアンの虜になったわれわれは、その味が忘れられず先日もネットでタイ産のドリアンを取り寄せました。ドリアンは当たり外れがありますが、今回は当たりで妻と久しぶりにおいしいドリアンを満喫しました。

同封の説明書に種も食べられると記してあってので、茹でて皮をむいて食べたところ、ねっとり感のある栗のような味で栄養価も高そうでした。今まで捨てていたことを、もったいなく思った次第です。

  1. 2017/07/25(火) 14:58:02|
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オゾン層 【2017.06.25】

先日NHKの「ガッテン !」で日光浴の効用を紹介していました。「日焼けした小麦色の肌が健康的で美しい」時代は30年前に終わり、それ以後は紫外線を避けて「美白」が求められるようになった。そのためビタミンDが不足して骨が弱くなっている、だから少しでいいから日光浴をしなさいと。

成層圏にあるオゾン層は太陽からの紫外線を吸収する働きがあります。約30年前オゾン層が地上から排出されるフロンによって破壊されていることが判明し、地表に到達する紫外線が増えて肌がダメージを受け、皮膚ガンになりやすくなるということで「美白」時代になりました。

フロンは冷蔵庫の冷媒や合成樹脂の発泡剤などに使われていましたが、1987年モントリオール議定書でフロン全廃が決まりました。その後代替フロンなどの開発によりフロンの排出量は劇的に減少し、世界気象機関によるとオゾン層は今世紀半ばまでにほぼ元に戻るだろうとのことです。

この取り組みは、世界における環境保護対策の最大の成功例とされています。当時私も代替フロンに対応できる樹脂をプロジェクトで開発していたことをふと思い出しました。私の腕はテニスで小麦色よりも濃い茶色に日焼けしていますが、これでいいのだ!

  1. 2017/06/25(日) 08:33:47|
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浜松国際ピアノコンクール 【2017.05.26】

今年の直木賞と本屋大賞を受賞した、恩田陸著「蜜蜂と遠雷」を読みました。

3年毎に開かれる浜松国際ピアノコンクールをモデルにした小説で、舞台はアクトシティ浜松の中ホール(予選)と大ホール(本選)。審査員たちは時々B1のインド料理店「クマール」でナンとビールでくつろいでいました。3次予選を前にして主人公たちは気分転換に中田島砂丘へ出かけ11月の冷たい風に驚いていました。浜松に住んでいる私にとって、いずれもなじみ深い場所です。

カデンツァ、トリル、トレモロなど初めて知る音楽用語もありましたが、面白くて夢中で読んでしまいました。音は自然の世界に満ちている。耳を澄ませばそこにいつも音楽がある。明るい野山を群れ飛ぶ無数の蜜蜂は世界を祝福する音符、遠いところで低く鳴っている冬の雷も音楽。自分たちの音楽も自然の中に連れ出そうと、心のおもむくままに演奏した若き二人(栄伝亜夜と風間塵)は上位入賞しました。

来秋開催予定の第10回コンクールには、一日でもいいから必ず聞きに行こうと思っています。

  1. 2017/05/26(金) 07:49:02|
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いつか来た道 【2017.04.30】

先月末、安倍内閣は「教育勅語を憲法や教育基本法等に反しないような形で教材として用いることを否定しない」と閣議決定しました。

教育勅語は1890年に明治天皇の勅語として発布され、親孝行などを説いた儒教道徳をベースにしていますが、「いざとなれば一身を捧げて天壌無窮の皇運のために尽くせ」という教育スローガンで、特に太平洋戦争中は軍国主義の教典として使われました。敗戦後、教育勅語は憲法で定める国民主権に反するとして国会で排除を決議しているので、現内閣はその決議に反する決定をしたことになります。

また現内閣はテロ対策を理由に「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ法案を国会に提出し、すでに審議が始まっています。共謀罪は犯罪を実行に移す前の段階から処罰出来るもので、運用次第では政府批判が弾圧・粛清の対象となった戦前の治安維持法に通じるものがあります。

どうも安倍内閣は日本を「いつか来た道」に粛々と逆戻りさせようとしているようです。

  1. 2017/04/30(日) 15:58:33|
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