五蘊皆空(ごうんかいくう)

2007年7月から始めた会社ブログを「五蘊皆空」に移しました。これからも徒然なるままに感じたことを月一のペースでアップしていく予定です。ちなみに五蘊皆空とはお釈迦様の悟りのエッセンスで「物や心は本来無い」というような意味。それを悟れば色々な苦しみから超越できますよ、とのことです。『般若心経』では「照見五蘊皆空 度一切苦厄」と記されています。【2011年11月】

お田鶴の方(おたづのかた) 【2018.02.15】

前回のブログで家康は曳馬城を攻略・入城したと書きましたが、時の曳馬城主は今川家に暗殺された飯尾豊前守の後を継いだ奥方のお田鶴の方でした。

若き家康が人質として駿府城にいたころお田鶴の方と家康はお互いに心を寄せ合っていましたが、彼女の伯父である今川義元の命により彼女は飯尾豊前守と結婚し、家康は彼女のいとこの築山御前と結婚しました。

家康は曳馬城攻略中、初恋の人お田鶴の方を救いたく降伏を勧めましたが、彼女は「春霞 立つ日も待たで 姫小松 曳馬の野辺に 霙(みぞれ)するかな」の返事と共に散りました。時に1569年1月、降伏して家康のもとで生きるよりも、烈々の香気を残して死んだ方が家康の心に残ることを知ってのことか、と山岡荘八は「徳川家康」の中で述べています。

家康は彼女を手厚く葬って塚を築き、築山御前も塚の周囲に百余株の椿を植えて供養したそうです。現在、お田鶴の方を祀った椿姫観音と呼ばれる小さな御堂が曳馬城跡の東北600mのところに建っています。(10年後築山御前も、武田家と内通した疑いで織田信長の命により家康の家臣の手によって佐鳴湖畔で斬殺され、曳馬城跡の西1kmのところにある高松山・西来院に祀られています。)

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  1. 2018/02/15(木) 08:33:10|
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曳馬城跡 【2018.01.25】

国道152号線を挟んで浜松城公園の東側に曳馬城跡があります。

戦国時代、曳馬城主飯尾家の宴会で、地元の豪族松下家に仕え始めた若き豊臣秀吉は猿の物真似をして人気者になり、これが出世の糸口になったと言われています。その後、三河の徳川家康は曳馬城を攻略・入城して、現浜松城公園内に新しく浜松城を築き17年間居城したあと、駿府城、江戸城へと移りました。

近著「日本史の内幕」の著者・磯田道史氏は、天下人となった秀吉と家康の両人が転機を迎えた場所であるこの曳馬城跡を「史上最強のパワースポット」と呼んでいます。

現在曳馬城跡は、地元の町名をとった元城町東照宮と呼ばれるごく質素なお宮になっています。その本殿に向かって右側には、三方ヶ原の戦いに出陣する31歳の家康と、栗を食べる猿の真似をする16歳の秀吉の「二公像」が建っています。ちなみに445年前の今日(1573年1月25日)、ここから家康は三方ヶ原の戦いに出陣しました。

  1. 2018/01/25(木) 09:15:32|
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当然視しない 【2017.12.24】

食事の前に言う「いただきます」には、食べ物である動植物の命を「申し訳ありませんが頂戴します」という意味も含まれているそうです。

食物連鎖は自然の理だからと当然視するのではなく、生き物同士お互いに命を大切にし合ったうえで、生きるために必要な最小限の命を頂くという謙虚さが必要だということでしょうね。たぶん人間以外の動物は本能的にこういう生き方をしているような気がします。

人類の歴史は戦争抜きでは考えられません。しかしこれからも戦争は無くならないものだと当然視するのではなく、人間同士お互いに命を大切にし合ったうえで、やむを得ない場合でも専守防衛に徹するという風にしたいものですね。

これは正に今の日本国憲法の理念であり、これからも大切にして、かつ世界に広めていきたいものです。
良いクリスマス、良い年末年始を!

  1. 2017/12/24(日) 09:42:34|
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断捨離 【2017.11.27】

先日、Windows 10の自動更新でパソコンのEメールの仕分けトレイが無くなってしまいました。仕事、家族、趣味、同窓会などに仕分けられたトレイには全部で数百件のメールが保管されていましたが、これらのメールがすべて消えてしまったため大変なショックを受けました。

仕分けトレイがどこかに残っていないかと一縷の望みをかけていろいろ操作して見ましたがどこにも見当たらず、余計な自動更新をしてくれたマイクロソフト社に腹を立てていました。

しかしよくよく考えてみたら、失ったメールのほとんどは思い出のために保管していただけであって、無くなってもどうということはないではないか、とふと気付きました。期せずして断捨離を強制的にさせられたという感じがしてきました。

断捨離とは「入ってくる不要なものを断ち、今ある不要なものを捨て、ものへの執着から離れる」ことだそうです。誰にでも訪れる死によって人は究極の断捨離をすることになりますが、早めに馴染んでおけば楽な往生が出来るかもしれませんね。

追記:翌月の自動更新で元の状態に戻り、諦めてはいたものの、やはりほっとしました。

  1. 2017/11/27(月) 22:02:58|
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プラトニック 【2017.10.26】

先日テレビで、映画「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」を見ました。寅さんシリーズ全48作中の29作目。ほとんどの作品で寅さんはマドンナに片思いして振られていますが、この作品はマドンナかがり未亡人との相思相愛の物語です。

丹後半島の伊根、最終連絡船に乗り遅れた寅はかがりと酒を酌み交わしながらの夕食を終えて離れの2階で寝ている。そこへかがりが階段を上がってきて寅の枕元で囁く「寅さん、もう寝たの?」。寅は眠ったふりをして起きない。かがりは仕方なく階下へ去っていく。

葛飾柴又のとらや、突然かがりが友人と訪ねて来る。話が盛り上がっている中、かがりはそっと寅にメモを渡す。かがり達が帰った後でメモを開くと「鎌倉のあじさい寺で日曜の午後一時待っています」。日曜日が待ち切れないほど有頂天になった寅でしたが、小学生の甥を同行させたため、かがりにとっても寅にとってもしらけたデートになってしまう。

マドンナかがり役を熱演したいしだあゆみは「プラトニックラブは結末がないから残酷ですね」と、あとで感想を漏らしたそうです。

  1. 2017/10/26(木) 20:10:09|
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