五蘊皆空(ごうんかいくう)

2007年7月から始めた会社ブログを「五蘊皆空」に移しました。これからも徒然なるままに感じたことを月一のペースでアップしていく予定です。ちなみに五蘊皆空とはお釈迦様の悟りのエッセンスで「物や心は本来無い」というような意味。それを悟れば色々な苦しみから超越できますよ、とのことです。『般若心経』では「照見五蘊皆空 度一切苦厄」と記されています。【2011年11月】

オゾン層 【2017.06.25】

先日NHKの「ガッテン」で日光浴の効用を紹介していました。「日焼けした小麦色の肌が健康的で美しい」時代は30年前に終わり、それ以後は紫外線を避けて「美白」が求められるようになりました。そのためビタミンDが不足して骨が弱くなっている、だから少しでいいから日光浴をしなさいと。

成層圏にあるオゾン層は太陽からの紫外線を吸収する働きがあります。約30年前オゾン層が地上から排出されるフロンによって破壊されていることが判明し、地表に到達する紫外線が増えて肌がダメージを受け、皮膚ガンになりやすくなるということで「美白」時代になりました。

フロンは冷蔵庫の冷媒や合成樹脂の発泡剤などに使われていましたが、1987年モントリオール議定書でフロン全廃が決まりました。その後代替フロンなどの開発によりフロンの排出量は劇的に減少し、世界気象機関によるとオゾン層は今世紀半ばまでにほぼ元に戻るだろうとのことです。

この取り組みは、世界における環境保護対策の最大の成功例とされています。当時私も代替フロンに対応できる樹脂をプロジェクトで開発していたことをふと思い出しました。私の腕はテニスで小麦色よりも濃い茶色に日焼けしていますが、これでいいのだ!

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  1. 2017/06/25(日) 08:33:47|
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浜松国際ピアノコンクール 【2017.05.26】

今年の直木賞と本屋大賞を受賞した、恩田陸著「蜜蜂と遠雷」を読みました。

3年毎に開かれる浜松国際ピアノコンクールをモデルにした小説で、舞台はアクトシティ浜松の中ホール(予選)と大ホール(本選)。審査員たちは時々B1のインド料理店「クマール」でナンとビールでくつろいでいました。3次予選を前にして主人公たちは気分転換に中田島砂丘へ出かけ11月の冷たい風に驚いていました。浜松に住んでいる私にとって、いずれもなじみ深い場所です。

カデンツァ、トリル、トレモロなど初めて知る音楽用語もありましたが、面白くて夢中で読んでしまいました。音は自然の世界に満ちている。耳を澄ませばそこにいつも音楽がある。明るい野山を群れ飛ぶ無数の蜜蜂は世界を祝福する音符、遠いところで低く鳴っている冬の雷も音楽。自分たちの音楽も自然の中に連れ出そうと、心のおもむくままに演奏した若き二人(栄伝亜夜と風間塵)は上位入賞しました。

来秋開催予定の第10回コンクールには、一日でもいいから必ず聞きに行こうと思っています。

  1. 2017/05/26(金) 07:49:02|
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いつか来た道 【2017.04.30】

先月末、安倍内閣は「教育勅語を憲法や教育基本法等に反しないような形で教材として用いることを否定しない」と閣議決定しました。

教育勅語は1890年に明治天皇の勅語として発布され、親孝行などを説いた儒教道徳をベースにしていますが、「いざとなれば一身を捧げて天壌無窮の皇運のために尽くせ」という教育スローガンで、特に太平洋戦争中は軍国主義の教典として使われました。敗戦後、教育勅語は憲法で定める国民主権に反するとして国会で排除を決議しているので、現内閣はその決議に反する決定をしたことになります。

また現内閣はテロ対策を理由に「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ法案を国会に提出し、すでに審議が始まっています。共謀罪は犯罪を実行に移す前の段階から処罰出来るもので、運用次第では政府批判が弾圧・粛清の対象となった戦前の治安維持法に通じるものがあります。

どうも安倍内閣は日本を「いつか来た道」に粛々と逆戻りさせようとしているようです。

  1. 2017/04/30(日) 15:58:33|
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九州王朝説 【2017.03.31】

最近、文科省は教科書の聖徳太子の表記について、小学校では「聖徳太子(厩戸王)」、中学校では「厩戸王(聖徳太子)」に改訂しようとしたが、国会で「歴史に対する冒涜だ」などと批判されたため、小中とも「聖徳太子」に戻し、中学の指導要領で「古事記や日本書紀で『厩戸皇子』などと表記され、後に『聖徳太子』と称されるようになった」とコメントするそうです。

聖徳太子については表記の仕方もさることながら、以前のブログ【2010.04.29】でも触れたように「日出づる処の天子、云云」の国書を隋に送ったのは聖徳太子ではなく、九州王朝の多利思北孤(タリシホコ)だという説があります。

古田武彦(2015年没)は、漢から金印を賜った倭奴国(1世紀)、卑弥呼のいた邪馬壹国(3世紀)、讃・珍・済・興・武の五王のいた倭国(5世紀)、多利思北孤のいた俀國(7世紀)、は連綿と続いた九州王朝であり、その王朝は白村江の戦いに敗れて衰退し大和朝廷に吸収されたと、『ここに古代王朝ありき』などに記しています。

松下見林(1703年没)は、中国の史書と日本の史書で矛盾があれば中国の史書を直して日本の史書に合わせればよいと、『異称日本伝』に記しています。現在常識となっている7世紀以前の中国と関わる日本史は、およそ論理的・学問的でない松下見林の手法の上に成り立っています。一方、古田武彦は中国の史書を勝手に直すことなく素直に解読して、上述の結論を得ています。どちらが歴史を「冒涜」しているか、いずれ決着がつくものと思われます。

  1. 2017/03/31(金) 14:56:07|
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米国第一主義 【2017.02.22】

水は高きからから低きへ流れるように、産業も高賃金の先進国から低賃金の途上国へ流れていき、その結果、先進国の米国も日本も産業が空洞化して、国内は失業者や非正規雇用が増えていきます。

トランプ氏は、繁栄や成長から取り残された白人層「プアホワイト」の支持を得て第45代米国大統領に就任し、公約通り彼らに雇用の場を与えるために「米国第一主義」を高らかに宣言しました。「通商、税制、移民、外交に関するすべての決定は、米国の労働者と家庭に恩恵を与えるものにする」、「米国製品を買い、米国民を雇うという2つのルールが政策の原則となる」と。

また、米国は「世界の警察」、「正義の味方」と称して、ベトナム戦争やイラク戦争などの戦争を頻繁にしてきましたが、トランプ大統領はこういう軍産主導の米国を変えようとしています。それ故既存勢力・メディアから何かにつけ厳しく批判されています。

トランプ劇場の「米国第一主義」は幕を開けて1ケ月、今後どう展開していくか、世界が固唾を呑んで見守っています。

  1. 2017/02/22(水) 08:30:51|
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